畑中良輔先生没後10年記念

2022年6月12日(日) 　開演14時30分　開場14時

藤沢市民会館大ホール 

指揮：吉川貴洋　ピアノ：黒澤美雪

演奏曲

Ⅰ．「さすらう若人の歌」（G.マーラー作曲　福永陽一郎編曲）

Ⅱ．「柳河風俗詩」（多田武彦作曲）

Ⅲ．「男の海の歌」より　（源田俊一郎編曲） 

藤沢男声が大変お世話になりました畑中良輔先生がご逝去されて１０年の節目としての演奏会でもあります。レパートリーとしても先生にご指導して頂いた作品からとても思い出深い印象の強いものを選んで、ステージに乗せることに致しました。 

マーラー作曲「さすらう若人の歌」は、藤沢男声を創立された故福永陽一郎先生の男声合唱編曲版です。マーラーの原曲はバリトン用の歌曲であり、バリトン歌手であられた畑中先生から、この男声合唱版を真から歌うよう叩き込まれた思い出は、われわれに深く刻み込まれています。今後も歌い継いで行きたいレパートリーの筆頭格です。 

多田武彦作曲「柳河風俗詩」は、北原白秋の故郷柳河（現福岡県柳川市）を歌った日本男声合唱曲の代表的な作品であり、藤沢男声は2001年に畑中先生と一緒に「柳川で『柳河』を歌う」九州演奏旅行を致しました。畑中先生の故郷も福岡県であり、引率して頂いたような、忘れられない思い出になっています。愛唱曲として歌う機会も多いレパートリーですので、先生のご指導を偲びつつ、今回再び組曲としてきちんとオンステージしたいと思います。 

藤男定演お馴染みのエンターテイメントステージとしては、今回は源田俊一郎編曲「男の海の歌」から抜粋してお送りします。コロナ禍や戦禍や、気の晴れないご時世に、大らかな気持ちになれる海の歌をお届けしたい。その中には、湘南が誇る桑田佳祐や加山雄三の、いわばご当地ソングも含まれますので、お馴染みのメロディーでお楽しみいただきたいと思います。

今回もまたマスク着用他の新型コロナウィルス対策へのご協力をお願いしながらの演奏会となります。よろしくご理解ご協力のほどお願いいたします。